「明日への船出」感想

「明日への船出/シーサイド・トリロジー3」感想/扶桑社ロマンス
ノーラ・ロバーツ著

 1と2の感想で触れるのを忘れていたんでここでまとめて言いますがずるい。キャラ立ってる男前、それだけでもう十分美味しいのに楽器弾けるのはずるい。別作品ですけどイローナ・アンドルーズ作のHidden Legacy シリーズでも作中にて某ティーンエイジャーがなんでもできるヒーローに向かって「ギター弾けたらもう俺は死ぬ」つってたのよくわかる。誰だって思う(主語がでかい)。大抵のことをこなす男前が楽器まで弾くのはずるい。
 ずるい!!!
 てなもんで今作のヒーローはねえ!着道楽でインテリでちょっと斜に構えちゃう陰あり若干ひねくれヒーローなのにピアノ弾くんですよ!ずるくないですか?しかも二人の兄弟もさあ!それぞれギターとバイオリン弾けて兄弟でセッションとかするんですよ!絵面!絵面でもうずるい!惚れるなという方がむり!!!!!
 ノーラ・ロバーツ先生はこういうとこシレっとぶっこんでくるのよずるいですよね。
 ということで序盤、物語とさほど関係ないヒーローが楽器できるのは萌えという部分をうっとおしく語りましたが、ロマンスも大好きです。さっきも言ったんですけどちょと斜に構えたヒーローが、これまた器用そうでそうでもないヒロインと出会って惹かれて、さあ恋が始まるよ!てないいタイミングで秘密が暴露されるんです。ここの構成がもう神。私の感想には頻繁に神が出ますが日本だから気にしない。神。
 このシーサイド・トリロジーの感想で毎回言ってる気がするんですけど、やばくないですか読ませ方?見せ方?読者のカタルシスを煽るやり方(言い方がえげつない)がもうさすがとしか言い様がない。むろん好みもあるんでしょうけど、でも本の帯の「世界で愛される」って煽りが頷けるんですよ。国籍とか文化とか関係なく、ここで人がこう動いたら読み手は感動するってのが計算なんだか天然なんだか知らんですけど、でも万国共通で人間はこういう部分に心動かされるってのを分かってる。それを描いておられる。そして海外作品にも関わらず、日本人の私がアメリカの歴史とかモノの考え方とかほっとんと知らない私が読んで素晴らしいなって思うんですよ。こういうところノーラ・ロバーツ先生はやべえなって。
 で、そういう話はおいておいてですね、今作どこでド萌えしたかというとですね、ヒーローとヒロインが船上にて事を進めた後ですね、汗だくなってるしこうしようかってヒーローがヒロインを海に投げ込んでですね、自分も飛び込むシーンがあるんですけどね、そこ脳内再生して素晴らしすぎん?って悶えて〜からの、ヒーロー陸に上がって、出会った兄弟に開口一番「馬鹿野郎」ってキレられてですね。速攻バレてますやん!て爆笑したんですよね。……え、あんだけノーラ先生すげえって語っておいて萌えの部分は下ネタなん?ってどん引きされそうですね。ごめんなさい私の得意分野は下ネタと再生です。
 あとトーチャンが息子に肩貸してて大笑いですよ。

社会的には成功してんのに恋愛面で不器用な二人が素晴らし過ぎた一作。

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