「雷光のレクイエム」感想

「雷光のレクイエム」感想/MIRA文庫
リンダ・ウィンステッド・ジョーンズ著

 おあああおおほあああおあおあ今回も表紙が神ってるよおおお……。MIRA文庫様には現状のこの手のイラスト表紙と従来のテイストの表紙2パターンを継続して貰えたら本当に嬉しい。全部絵表紙もなんか寂しいよなあ、と。先日の「いつかあの丘の果てに」系の、女性表紙ではあるんだけど顔バーンでないのも素敵。

 それはさておき。
 すでにもうシリーズ三作読んではいるんですが、話はこの2作目が一番好きですわ。リンダ・ジョーンズ先生は話も面白いんだけどキャラ設定が本当にお上手で!好き!こちら作家様、出てるので入手できるものはだいたい読んだけど本当どれもお勧めで面白かった。
 そんなんでレイントリー次男がヒーローのお話で、このお方、自分が長になる可能性がまだあるんだけど絶対になりたかない。んで、現在長の兄に子供ができたら晴れて次席継承の座を降りられるんで、独身長男のお兄さんに子宝おまもりを何度も何度も送りつけている若干?アレな弟君ポジ。くそおおおおおおお私はこういう仕事のできる残念な(略)。
 そんな中でヒーローはヒロインに出会うんですけどねえ……このヒロインが家族の関係もあってかなりの現実主義者でさ、そこのスパイス?が本当に上手い。面白い。ヒーロー能力者で、たまにヒーローもぽろっと真実を漏らしてるんだけどガン無視。そこがいい。ヒーローは仕事がしづらいのとヒロインに惹かれてる危機感(子供持ちたくないんで)からなんとかヒロインを遠ざけようとするんですけどねえ……あのねえ……あの例のシーンはねえ……なんというかもうこの作家天才やろって思いましたわねえ……。そこからガーっと子供の下りまでもう本当に伏線置きと回収がすげえ。ネタバレ入りますが前述の子宝お守りの伏線もガッツリ回収してきてしかもすげえ上手いのね。なんだよ策士策に溺れてんじゃん本当に面白い……。台詞もいちいち格好いいしさあ訳者さん本当にありがとうございますええ……。
 ラストまで怒濤の展開で、なのにロマンス要素もガッツリ入れてきて、いやあああ本当に面白かった。両主役がこうお互いに惹かれていく様子を繊細に描かれて、ドキドキするし切ねえし楽しいし!すごいです。ちょと飄々としてるけど影あるヒーローと、やっぱり過去に少し痛い目見て男性に対し斜に構えつつど真面目なヒロインという組み合わせ。これ絶対においしいやつやん!という安定さとその予想を上回る面白さ。これが海を渡ってくるプロか、と感動しかない。

自分がしかけた罠に自分が捕まるウッカリさがどうも他人事と思えなかった一作。

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