「ガラスの中のシンデレラ」感想

「ガラスの中のシンデレラ」感想/ハーレクインロマンス
アビー・グリーン著

 仕事のできる残念男子が好きな私は、過去に辛いことがありすぎていろいろ面倒くさいことになってるヒーローが出るだけで、なんというかもう「ごめんなさいねえ私のためにわざわざ」とか思ってしまう。ということで今回もクッソ面倒くさく拗らせてるヒーローがヒロインを見初める話です。
 そもそも出会いが好き。ベタなんだけど好き。いや王道は良いよ。それだけ愛されてるんだからね。黄金比と一緒やで。てなもんでヒロインのディスプレイから、幸せだった頃を思い出したヒーローが、なにげにヒロインに声をかけるんだけど、ヒロインの方は「お前かよ!」と実は既知で、でも何故ヒーローがヒロインのことを覚えてないかつったら、それはきちんと理由もあって、そこも伏線なんですわ。遊び人にみせかけ実はかなり誠実なヒーロー。でも下心だって皆無じゃ無いぜ!そこはロマンス小説なんで押さえているんだぜ!ということで一つ屋根の下に住むことになった両者。……なんだよこれ大好物じゃねえか……ってウハウハでした。
 ちょっと前に生殖能力を失っていると勘違いしているヒーローの面倒くささを延々と語った記憶もまだ新しいんですが、この度の内容はその変化球版とでも言うのか。まあしかしヒーローに対してヒロインの陰の籠もらなさよ。ここにも性差が出てて、こういうのはこれでものっそい興味深いんですが、とりあえず物語の感想を書きます。で、結果として

 やっぱり面倒くさい。

 なんなんだよヒーロー……そこまで拗らせてるんだったらそもそもヒロインのこと信じずにテメーが率先してきちんと対応せえっつうの!
 信じたくせに「信じた俺が馬鹿だった」とか言うなそこまで言うなら何故そうなったか聞いてやれ!とも思いつつも、まあ頭に血が上った人間なんてこんなもんだよね、とも思う。大前提としてヒーローも過去に傷ある男だから「またか」的なところもあったし。
 いやでも冒頭でも言いましたが、仕事ができる残念男子が好物なんで、今作も非常に楽しみました。一足飛びにギャー!て怒ってしまっても、のちにきちんとごめんなさい、って言えるのは素晴らしい。

子供欲しくない!とか言いながらヒロインと自分との子供を妄想して恍惚としてしまうまでがワンセットな一作。

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