「聖夜のフェアリーテイル」感想

「聖夜のフェアリーテイル/ホワイト・イブの奇跡」感想/ハーレクイン
サラ・モーガン著

 できる女子三人が「アーバンジニー」という仕事を立ち上げて恋も成就するシリーズにて、二作目で登場した脇役が主役になっておりました。いや、このアップル気になってた。多分4作目くらいで出るんだろって思ってたら、こうして短編でお披露目されましたね。これはこれでよき。
 男の見る目が無いというよりは、経験不足で悪い男にひっかかってしまった頑張り屋ヒロインが、彼女の良さを十二分に理解している完璧な男=ヒーローに癒され愛され幸せになるロマンスで、まさにクリスマスにふさわしい内容になってました。てかクリスマス……もうすぐ夏も終わるというのに昨年のクリスマス特集今読んでる……積み本の多さがここで露呈。
 そして様式美になりつつある物語の導入。なんかすごくサラ・モーガンっぽい! いやしかしいいよねこういう、ずっと両片思いだった二人が、こういった小さなきっかけで坂を転がり落ちるようにロマンスが進んでいくの。たたた楽しい。そんなんで、こちら二人は仕事仲間で、現場ではそういう色を一切見せないけど、プライベートではじわじわ距離が近くなるのってのが美味しい。でもってヒロインが抱えてる問題も一緒に解決されてしまう展開が尊い。ヒーローがまた完全無欠ではないものの、ヒロインの苦悩をわかりつつも、その垣根をガッと蹴散らしてやってくるのがいいんすよ。道中で、ヒーローも悩んでいるのもまたよろし。
 ヒロインが連想ゲームで、単語を書いてくのにだんだん際どくなってくネタが好き。面白い。こういうオモロ設定をロマンスに繋げていくの、読んでて楽しくてテンション上がるよね。好き〜。

語彙増やす方法を真似したくなった一作。