「灼熱の王と美しき逃亡者」感想

「灼熱の王と美しき逃亡者」感想/ハーレクインロマンス
アビー・グリーン著

 さすがに今回のタイトルは若干盛ってる感が拭えないですが、まあ逃亡者ですわな。てか二人ともある意味逃亡者でしたね。
 ということでこないだのシークもの「孤高の王のあやまち」のスピンオフです。前作から「はいっこの人次のヒーローですよ!これ試験に出ますよ!」という登場でして、その前作ですでにダウナーな雰囲気漂わせてましたけど、ヒーローになっても案の定アンニュイ。ヒロインがしっかりせえ!(超訳)ときれることしばしでした。ヒロインの怒りも分からなくはないですよね。能力も資格もある人がしばらくはやってもいいけどもっと正式な後継者が出たら譲るんで!て言っててヒロインが失望しちゃってるパターン。なんかどっかで見たことあるなって思ったらアレだ十二国記の短編でも見たことあるやつやなって思ってヒロインのイライラに思わず共感してしまう。
 まーそんなんで、ヒロインはヒーローに惹かれつつも、なんでそんなにダウナーなん?て秘密を暴きつつ傷を癒しつつ、己のトラウマもなんとかしてしまうという私が大好物なパターンなんでまー今回もニヤニヤが止まらなかったわけですが!
 前作にちょろっと出てきたエピが今回では重要になってて、個人的にはそういうのも好きなんで美味しかったです。
 あとあれだね。アビー・グリーンさんはフェチをくすぐるのが上手いね!脱げたヒロインのパンプスを履かせるヒーローの絵面!最高!最高か!好き!いっぱいちゅき!と萌えで殴られて本望です!アビー・グリーンはアルゼンチンタンゴとかビリヤードとかバイク二人乗りとかいやもうね!がっつりツボを的確に突いてきてさすがですね!

イベントが辛くなるのぼっちにはあるある過ぎてちょっと辛かった一作