「激動の時代のなかで」感想

「激動の時代のなかで」感想/マグノリアロマンス
ローズマリー・ロジャーズ著

 みなさんお待ちかねローズマリー・ロジャーズのヒストリカルです。今回は南北戦争直前〜戦時中のアメリカが舞台。元気いっぱい天真爛漫ヒロインが歴史とヒーローに翻弄されながら成長していく大河ロマンスでした。
 そう、みなさんご存知!ローズマリー・ロジャーズのヒーローといえばはんぱない握力でヒロインのボディスを高確率でビリってくれる彼です!今回もしょっぱなからもう野性味溢れてこれはかなり破るぞ期待できるぞきた…「ビリー」
 はっや!!!!!!!!
 ちょっと今回はもう多分最短記録なんじゃないかなってくらい速攻破いてた!訳者さんのあとがき読んだら言及されててめっさ笑った!ですよね!ローズマリー・ロジャーズつったらこれよね!!!

 まああてなもんで舞台がアメリカに移ってもヒロインとヒーローの特性は通常運転でファンとしてはよき!よき!と息巻いて読んでおりましたが、すっげえですわ。ほんと大河というか激動というか起伏が激しい。あとヒロイン兄のクセが強い!……ってそんなあっ軽いレベルの問題では無かったんですけど、兄キッツイ。こういう系(キャラとして)苦手なんでんきゃああああ(瀕死)〜って読み進めてましたけどね。進むにつれこの人立てるんですよフラグを。いわゆる「ええ死に方しない」フラグたてまくるんですよ。それはそれで辛い。しかし一方で出てくるカタルシス。人間って業深いよね。
 でもってヒロイン。うん。物語を進めるためにはしゃーない。しゃーないんだけど、さあ……ちょっと後半の行動は考えなし過ぎて引いた。いや話を盛り上げるために絶対必要な行動よ、わかるの。理性ではわかるんだけどさあ……なんでそこで、この時代設定でそこまで向こう見ずになれるかな……てな部分で相当引いた。いやでも終盤のあれ見るためには必要。わかる。わかルパン3世(ツイッターで人様がバズったネタここでも使う)。とか言いながら、主役二人のケンカップル具合は非常に楽しかった。それもあってさあ、あの行動はアリっちゃーアリでさあ。
 あと今回、非常に切ない胸毛描写があって泣いた。あんな切ない胸毛!胸毛で泣く!いやほんと泣けるから!ケンカップルと胸毛が気になる方は読んでほしいです! それと続編があるらしい?のでそれも楽しみ。こんだけ蜜月になって次回またケンカップルなんかい!と笑いそうだけどそこはそのままケンカップルでいてほしい。

女は強くなるしかなかった時代の一作。