「黒狼と赤い薔薇~辺境伯の求愛~」感想

「黒狼と赤い薔薇~辺境伯の求愛~」感想/ハニー文庫
夏井由依著

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 萌えが、萌えが詰まっておった……。今回はハアハアうるさいです。
 ヒーローもヒロインも凛としててすげえ格好いいんです! 特にねえ!ヒロインが昔のヒーローの行動にすげえ傷つけられたんですけど、再会したときにいかにもそんなことありましたっけ?的な態度を取るあたりに強さと弱さが見事にマッチしててハアハア乙女の意地ですわよ!という風情が素敵。その後ちょっといちゃつこうとして距離を縮めたヒーローに対し「放せ(要約)」と言い放ち、しかもそれが本意でなくてヒロインも戸惑っているところにヒーローはそれに対して特に怒りもせずってこの辺ですよ!この辺りのヒロインの可憐なツンがものすごい好き。
 そうなのねこの後こういうすれ違いからだんだん距離を縮めて行くのねハアハアとか思っていたら、ヒロイン事件に巻き込まれる。
 マジで?
 正直予想もしてなかったんでびびった。いやそのくらい予想しとけよ、って思われそうですがガチで夫婦仲が三歩進んで二歩さがるだけの話なんだと油断していた(そんなわけあるか)。そして思わず「侍女ーーーーー!」とか叫んでました。
 しかし今作はなんといってもヒーローの男前さと不器用さだろう。すげえシレっとクールなフリしてそも実ものすごいヒロインのこと溺愛しててハアハア終盤とかそういう行動とっちゃう?とかニヤニヤして読んでました。なにげに独占欲あるところもはずせませぬな。
 薔薇のくだりとか、こういう作者の考えた設定をうまく生かしているお話は読んでて楽しいです。

いろいろ侍女がいい仕事してた一作。

この記事へのコメント

夏井由依
2017年07月10日 00:22
毎回…ほんとうに、ありがとうございますっ!!
そしてイラストまでもう…影が、トーンが!狼になっている…!!こまかさに感動が二度三度訪れて泣きつかれました。
ほんとうにありがとうございます!

温かなご感想まで頂戴し、有り難い限りです。今回、ほんとうに展開がつらくって、「グダグダ悩んでてもやることはやってるんかーい!」と自ら突っ込みつつ書いていたことを涙目で思い出しました。
そんな悲しい思い出が美しいものに昇華しました、ありがとうございます

いい仕事していた侍女も、ヒーローの手下に将来、外堀埋められて気づいたら結婚していることと思われます。
ほんとうにありがとうございました!

よし
2017年07月10日 20:12
コメントありがとうございます。こちらこそいつも素敵な作品をありがとうございます。いや真面目な話、ほんと無から物語を産み出すのってすごく大変だと思うのですよ! 夏井さんはそれを何度もされていて、ほんとすごいです。今後も楽しみにしています。
そしてむしろグダグダ悩みつつやることやるって、我々にしたらご褒美です。ごっつあんです!
侍女情報もありがとうございました~。ひそかに侍女ファンでもあるので嬉しいです。

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